Lingerie



こうして同じことを数日繰り返しているのに未だに自分から巻きつけていいのかと迷いを見せる手は愛らしい。

そんな迷いを取り除く様に、

「背中が寂しいです」

そう、耳元に口づけながら囁けば、

「……甘えっ子」

「甘やかしてください」

仕方なしな口調でどこか嬉しそうにそっと絡んでくる腕が心地いい。

この時間が自分を狂わせるほど愛おしい。

「好きです。……ミモリさん」

「………うん」

狂おしい程の愛情の吐露に日々彼女の苦悶が強くなるのは気が付いていたし。

それに気が付く程快感と恍惚と…。

もっと、今の関係に苦悶する程俺に落ちて『好き』だとその声で心から言ってください。



『誰でもいい』なんて都合に当てがった罪悪に苛まれるほど俺を愛して求めればいい。

俺でなければダメなんだと、認めて求めて縋り付いてこいよ。

こんな比じゃないドロドロに甘さに漬け込んで、更に強固な依存で俺に縛り付けてあげる。

俺がいればいい。

俺に依存する為の孤独になら笑顔で落としこんでやりたいくらいにミモリさんが好き。

「ミモリさん、おやすみ」

俺の声で一日を終え、俺の声でまた始まればいい。

最後に身収めるのが俺の姿で、起きて初めに目に映すのも俺の姿で。

雛鳥の様に刷り込まれてよ、可愛いミモリさん。


どこまで狂気な愛情を研ぎ澄まさせれば俺の想いの真意に気づいて応えてくれる?

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