Lingerie
「あんたがまさかミモリと付き合うとはねぇ」
何だよ、その含みたっぷりな口調と表情は。
まるで犯罪を咎めるかの様な眼差しや口調で、今にも説教でも始める母親の如くな威圧をみせてくるイズミの姿。
それをチラリと確認しつつもすぐに意識をレースのサンプルにと戻していく。
「ミモリから聞いた時は驚いたわ、呆れたわ」
なんで、お前に呆れられるんだよ。
「いくら寂しいからって何も九条を選ばなくてもいいってのに。嫌われ者同士で傷舐めあってちちくりあってどうすんのよ」
余計なお世話だっつーの。
「ぶっちゃけヤったの?」
っ…こいつ、
「してねえよ。何なんだよさっきから。俺と彼女が付き合ってお前になんの関係があるんだよ」
「あるわよ。私はミモリの保護者兼親友よ」
「保護者が恋愛事にまで首つっこんで…」
「好きな子の恋愛事情気にして心配するのは当然でしょ?」
「っ……」
さすがに衝撃が大きい発言には驚愕のまま振り返りまっすぐにイズミを見つめてしまう。
そんな俺に「なによ?」とクスリと笑って見せる姿は、俺の反応を楽しんではいるけど嘘偽りを語る目の色ではない。