Lingerie
「な…お前、」
「ミモリ?好きよ。男としてずーっと長い事女の子なあの子が好きよ」
「はっ!?じゃあ、なんで、」
「なんで口説きもせず友人のポジションに収まってるか。そう聞きたいの?」
いや、だって普通不思議に思うだろ。
彼女とこいつの親しさは何となく見知っていた。
彼女も本気でこいつの事は信頼して並んでいたように感じるし、一緒に暮らしていてもこいつの名前は度々上がる程。
それに少々面白くないと感じていたここ最近だ。
そんな感情に拍車をかけるようなこいつの爆弾発言と来たもんだ。
「あの子が不器用なりにも甘えて縋ってくれる美味しいポジションだからよ」
「っ…」
「恋愛関係で無いから近づける距離っていうのもあるの。下手したら恋愛関係以上に距離を詰められる場面もあるの。特に…ミモリみたいな恋愛下手で素直じゃない可愛くない子にはね」
「……」
「でも、ちょっとのんびり構え過ぎたかしらね。ミモリを好きになる奇特な男なんて私くらいだと思ってたから油断したわ」
フフッと笑う姿は悪戯っ子の様であるのに、目元だけがどこか鋭さを見せて威嚇も孕むような眼差しで俺を見つめてくるからこちらも威嚇をし返してしまう。