Lingerie
当然、
「ちょっ・・いったいわねぇぇ!あんた今ガチな力だったでしょ!?暴力に訴える前に口で言いなさいよ!!」
「ミモリさん、それ俺の確認待ちですよね?」
「チェックお願いします」
「無視っ!?まさかのミモリまで無視?!キィィ!!」
「うっせぇぞ。今すぐ裁ちばさみで去勢しててめぇの事完成させてやろうか?」
「あんた、本っ当に期待を裏切らない感じの悪さよね!?こんの残念カップルが!」
なんて、キャンキャンと吠えるイズミを無視して、サラッと彼女も仕事を理由に奪い返した。
文句を言いながら去っていく姿に安堵したのも一瞬だ、目の前のいるのは俺なのに彼女の意識は去っていくイズミの方へと集中していて、そんな彼女にも苛立つというのに更に。
遠くから響くあからさまな女子社員の俺への悪態。
イズミが嫌がらせで泣きついてみせた事であっさりと俺が悪役に仕立てられる。
どいつもこいつも他人の不機嫌煽りやがって…
「うっせぇな。カマとちちくりあってる暇あったら少しは使い物になれよ体型ブス。寄せて無理矢理上げてるの丸わかりな不自然な谷間チラつかせてるんじゃねぇ。不愉快だ」
『っ…最っ低――――――!!』
今更自分の好感など買う気はない。
むしろどんどんと悪印象に落としこんで俺の事なんて仕事だけの存在に仕切ってくれればいい。
俺だってその他多くなんて興味ない。
仕事を為す為に協力が必要なだけでそれ以上の価値なんて求めてない。
欲しいのは、
「ちょっ、九条く…」
「あんな煩いとこで確認出来ないでしょう」
ミモリ ネネ。
お前だけなんだよ。
ああ、俺をしっかり刻み直さないと…。