Lingerie~after story~
「一応、『大人』にこだわってたあんたを尊重して大人可愛い攻めスタイルにしてみたわよ」
それにしても変わるものだとまじまじ鏡と睨めっこをしていれば、そんな補足を背後から告げられ鏡越しイズミと視線が静かに絡む。
さすがにこの場面では、
「私の意向も汲んでのメイクアップありがとうございます。フェアリーゴッドマザーなオネエ様」
「フフッ、イイ比喩ねそれ。どうしてか私はあんたのフェアリーゴッドマザーしちゃうのよねぇ」
『何でかしら?』なんてクスクスと笑って化粧道具なんかを片付けているイズミに、忍ぶでもなくコツリコツリと靴音響かせ背後から近づくと背中にトンっと額を寄せてみる。
すぐに小さく笑った声音と一緒、『崩れるわよ』なんて髪の心配をしてくる言葉にはこちらも小さく口の端が上がり。
「ありがとう。今度また飲みに行こう。驕るから」
「あら、じゃあ思いっきりいい値段のするお洒落なバーラウンジ探しておかないとね」
「嫌な奴」
「出来る大人の女ならサラッとカッコ良く驕ってみなさいよ」
「っ……そ、そっか。成程、勉強になる!」
「プッ……はは、馬鹿ね、」
呆れたような声音?