Lingerie~after story~


「ほら、そろそろ時間じゃない?シンデレラ」

「あっ……本当だ……」

不思議な違和感を探るように対峙していた刹那、現実に引き戻しに来たのもイズミのそんな一言で。

ハッと我に返り腕時計を確認すれば勤務時間の終了となる頃合い。

九条くんも今日は早めにキリをつけると言ってくれていたし、程々にエントランスに向かおうか。

ああ、でも、こういう場合って先に来るのを待ってる方が出来る女?印象いい?

でも男の人を立てて余裕の花を持たせて少しくらい遅れた方がいい?

こんな迷いでグダグダになっている時点で大人でも出来る女からも程遠い。

そんなグダグダな迷いすら読んで呆れていたらしく、

「なんかくだらない迷いで足踏みしてないでさっさと王子様のとこ行って虐められてきなさい」

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