Lingerie~after story~
「なんて……責任転嫁。恋人代理としてマイナス減点だったのは私ね」
「………えっ?」
不意に落とされた言葉に自分への追撃を中止して顔を上げれば、絡んで落とされたのは申し訳なさげな笑み。
どんな心境の変化?と目をパチクリ瞬かせて次なる反応を待っていると。
「あんたを美味しそうに仕上げおいてハイエナガードを怠ってたわ」
「お、美味しそうって…」
「美味しそうよ、今のあんた。だって、今日は自らデザート希望になる筈のデートだったんでしょ?」
「デザートって…」
「『甘くて美味しいの』そんな風な匂い漂う女にこの私が仕上げたのよ。……だから、あんたもいつも以上に気をつけなさい?」
「ちょっ…イズミ、」
「つまみ食いは、いつどこで手が伸びてくるかは分からないんだから」
ああ、まただ……。
また…この感じ。
イズミなのにどこか違う、私の知らない。
その妖艶さはいつだって健在のモノであるのに何故だかいつもと違って感じて、この双眸に見つめられることすら馴染みきったものであった筈なのに落ち着かない。
イズミはいつだって綺麗だ。
でもその当たり前の意識すら上回って妖しい魅力に気圧される様な……そんな感覚。