Lingerie~after story~




こちらとしてはどこまでも低姿勢で話合いをするつもりでいた。

なのに突如介入してきた彼と言えば私の事情などお構いなし、捉えたままに事を非難して不機嫌をぶつけてきたのだ。

そんな姿勢に冷静な心持の低姿勢なんて貫けるはずない。

感情的な非難の反論をぶちかまし、掴まれていた腕を振りほどくとどこまでも挑み返すような睨みで応戦体勢。

そんな私の感情の爆発に、一瞬は驚愕の表情を示した彼がチラリとその視線を走らせたのはイズミの姿で。

「……まあ、浮気王子に浮気性だなんて罵られたくはないでしょうねえ」

そんな一言でクスリと一笑。

そうだそうだ!と内心でイズミの言葉に賛同して、決して負けないぞとキッチリ眉根を寄せ怪訝な表情の彼を睨みつけていれば。

「………あ、」

ようやく何か思い当ったように声を漏らすと、すぐに片手で頭を抱えて項垂れて、その口元からはかなり重苦しい息を吐きだした。

一体どういう意図からのそれなのか。

浮気がバレた事への失意か?

どんな言い訳をしようが私ははっきりこの目に収めたんだからな!と自信を持って次の反応を待ち見つめていると。

「………とりあえず、」

「………」

「黙る」

「………はぁぁぁっ!?」

いやいやいや、やっとその顔上げて意を決したような顔して言いだす事が『黙る』ってどういう事!?

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