Lingerie~after story~
一瞬携帯に伸ばしかけた手を『イヤイヤ』と引っ込めてしまえば葛藤の渦に身を任せるしかなく、最早欲していないワインを口に流し込み、手持ちぶたさでベビードールの裾を弄って息を吐いた。
ってか……九条くんはどうなんだろう?
あんなに毎日過ごして『触らせて』なんて迫っていたのに平気なのかな?
こんな風に……欲求不満になったりしないのかな?
私は…………
っ……触られたい……な。
別に扇情的な意味ではなく、それこそ昼間の様に腕を掴まれるでもいいのだ。
あの存在感を近くに感じて、温もりや感触を与えてほしいだけ。
自分でも驚く大胆思考に遅れて羞恥が爆発し、すぐに言い訳の様なそんな思考で暴れる心臓を宥めてみる。
なんだか、九条くんとつきあってからどんどんと大胆になってない、私。
この前だってなんか感情に飲まれてどエロ要求した気がするし。
あれ?私って実は知らなかっただけで痴女なんじゃ!?
いやいや、もし仮にそうだとしてもそんな風にさせたのは日夜私の体を触りまくる九条くんが原因でしょ!?
あんな風に毎晩さあ………。
………どんな風に……触ってくれてたっけ……。