Lingerie~after story~
そんなイズミの表情と言えば、私の現状を冷静に捉える様に見つめたかと思うと実に妖しくニヤリと笑って見せてくる。
そんなイズミの視界に映る私はと言えば、間抜けにも声をかけられた時の状態のままフリーズしていて、自分の両手は九条くんのそれを模した状態に自分の胸の柔らかさを掌に感じている。
状況としては……思春期男子のやましい秘め事と、それに遭遇した母親的な?
私の場合、遭遇したのは母親なんかより性質が悪い……
「やだ、欲求不満募って一人プ…」
「違うから!!本当に誓ってそう言うんじゃないからっ!!」
うっぎゃぁぁぁぁぁ!!!
本当に違うの!そういう感覚でこんな事したんじゃないの!!
ああ、そんなニヤついた目で見て私を追い込まないでぇぇぇ!!!
もう、穴があったら入りたい!いや、いっそ誰か私を撃ち殺してほしいくらいの醜態だ。
どんなに言い訳しても場面としては『まさに』な状態で、そんなつもりでなかったにしても、彼を想像して体に触れていたのは本当。
あっ……
「っ___死にたい、」
本当に耐え切れない。
そんな勢いで両手で顔を覆って出来る限り俯いてしまう。
だって……最悪だ。
本当に羞恥心で死んでしまいそうなくらいに熱い。
ドクンドクンと痛い程跳ねあがる心臓の音が耳の奥からなり響いている気がする。
込み上げている熱が高熱すぎて今にも頬から皮膚が焼け落ちそうで……。
「っ…見ない」
「手伝ってやろうか?」
えっ?と発言された提案の言葉に驚愕したのと、イズミの低く妖しさ孕む声音に驚愕したのはほぼ同時だったと思う。