Lingerie~after story~
手伝う?
何を?
弾かれた言葉の意味と声音の危うさに、顔を覆っていた手を外し俯いていた顔を上げた時には、入り口にあった姿は既にソファの傍で私を見下ろしている。
あっ、獣。
この目は見覚えあるぞ。なんて、遠くない記憶の姿と一致して、今も身を屈め手を伸ばして来ている姿に危険予測だと、ソファに向って俯せにダイブしてみせた。
そんな行動にはすぐに、
「…何してるの?」
「だっ…キ、キスしようとしてるでしょ?こうしちゃえば出来ないでしょ?」
隙をつくってはいけないとあまり首を捻らず、残りは視線だけイズミに動かし『これでどーだ!』とばかりに防御の自慢。
自分的には守ってやったぜ。くらいの勢いの亀に近い防衛術であったのに。
「……本当、バーカ」
「っ…な、」
「まさに、頭隠して尻隠さず」
「っ……」
「いいよ。そうやって必死に唇守ってて。キスは唇じゃなくても出来るしな」
えっ、そんな感覚っ!?
ってか、言いながらなんかソファに…、しかも口調が…。
クックッとひたすらに愉快そうな笑い声まじりの恍惚さも孕む声音。
自分の身を置くソファが他の重みが加わり更に沈みを感じた瞬間。