Lingerie~after story~
イズミの言う通り濃密。
……濃密……すぎるって。
呼吸すら許さない様な口づけはどこか九条くんの余裕さえ消耗していっている様に感じる。
貪れば貪る程そのゲージが減って、終わりに向かって弱まるのではなく、むしろ足りないと強まっていって。
まともな思考まで貪られそう……いや、貪られてる。
今にも飛びそうだと目を細めた頃合いだ。
やっとまともに酸素を得る事を許されたのは。
「っ…はぁっ…あぅんんっ……」
いきなり酸素を得た反動でなのか、乱れた呼吸と一緒に塞き止められていた声が何とも言えない響きで零れた事には羞恥が疼いた。
そんな羞恥に煽りをかけるのは、濃密さの余韻を示すような自分と九条くんの唇を繋ぐ銀糸。
それを最後まで余韻を嗜む様に、恍惚とした表情を至近距離に、赤い舌がゆっくりと銀糸を舐め取ってみせて。
っ……熱い……。
「本当……ミモリさんってどこまで無自覚に可愛いんだろうね」
「っ…九じょ…」
「どんだけ無自覚に煽りをかけてくるわけ?うっかり……熟成する前に飲み干したくなるじゃない」
「んんっ___」
ああ、また……。
飲まれそう。
飲まれて……酔いつぶれそう。