Lingerie~after story~
与えられる刺激に意識を引かれてしまえば、そちらに対しての自分の感情に思考が動くのは仕方がないだろう。
ましてこんな状況だ。
それでもそんな事を許さないと、私の思考を読み取っていたかの様に浮上しかけた答えを遮るように、今度は前方に意識を引き戻され塞がれた唇。
息が出来ない。
苦しい。
なのにそれがまた変に快楽的に感じる貪られるようなキス。
抵抗なんて最早ない。する余力なんてなく、自分に出来るのは与えられる熱にひたすらに悶えて酔いつぶれるだけ。
羞恥すら薄れているらしく、口の端から零れる唾液にすらなんとも思わずに身を任せて。
そんな間に忘れるなと言わんばかりに、背後でも肌に熱を刻まれているのだ。
キャパなんかとうに超えた熱量だ……。
愛情過多。
自分ではさばき切れないそれに沈んで足掻くこともやめてしまえばだ………溺れて泥酔するだけなじゃい?
「はぁっ……ち……いぃ……」
「……はぁっ、はっ……寧々?」
ああ、そんな風に名前を呼ばれる事さえ。
「どうしたの?寧々、」
どっちの声音にも形の違う魅力的な安堵があって。
名前を呼んで触ってもらうって……気持ち良くて……麻薬だ。
ねえ、
「気持ちい……はぁっ……爽、……響也ぁ……」
「「っ___!!?」」
それこそ感情任せだ。
まともな思考お留守に熱に浮かされ感じたままを口にしただけ。
2人にも体感させ『共感して?』とばかりに名前を呼んだだけ。
ただ、それだけであったのだと思う。