Lingerie~after story~
キスの仕方なんて知らない。
どうしたら相手が気持ち良いかなんて知らない。
とにかく自分が思いつくまましてみたいままに口づけていれば、さっきまではこちらを食いつくす勢いであった筈の九条くんが度々余裕の無い息を吐く。
チラリと時折垣間見る表情はどこか苦悶にも感じられて、それに疑問を抱いた刹那に、
「んあっ……」
「本当に……性質の悪い子よ、あんた」
「っ……あ……響…也…」
「っ………悪戯にこんな状況で男の名前なんて呼ぶんじゃないわよ。何されても文句言えなくなるんだから。……覚えておきなさい」
そっちが呼ぶのは良くてこっちからはダメとか…理不尽な。
まともでない感覚にもぼんやりとそんな事を思いながら、九条くんとのキスに、肌に刻まれるイズミからのキスに、理性なんて放り投げて馬鹿みたいに『気持ちいい』と逆上せ上がってしまっていれば。
「っ……ふんん!!?」
ちょっ……あれ?
待って…そこはさすがに際どすぎない?イズミ??
逆上せた頭でもさすがに今程口づけられた内股の位置には微々たる理性が焦りを見せた。
ビクンと体を震わせた瞬間にも更に追い打ちをかける様に……、
「っ……あっ……待っ……触らな…んんっ___」
待って、九条くん待って!?
このイズミに向けての待っただけはかけさせて!?