Lingerie~after story~
浮上した焦りに追い打ちをかけてきた刺激は今までの様な口づけじゃない。
内股の際どさに怯んだ隙にそっと這わされたのは指先だ。
下腹部の真ん中、割れ目を確かめる様に下着の上から滑る指先の刺激には完全に怯んで、咄嗟に声を響かせたのにすぐに九条くんによって奪われてしまった。
さっきまではどこまでも気持ち良いが勝る口づけであったのに、今は体に走る未知の刺激への意識が勝って入り込めない。
早くやめさせないと。
そう思って唇の解放を求めるのに、頭に回されている九条くんの手がそれを阻んで逃してくれない。
そんな間にもだ。
「んんっ……ふんん~!!!」
ちょっと、……待って!!?
下着ずらさな……っ……九条くんは気づいてないの!!?
ちょっ…やっ……、っ…!!!
「っ……ダメェェェっ!!!!」
「……」
「……あら、」
火事場の馬鹿力?
気が付けば『はぁ、はぁ』と荒い呼吸をしながら、手では九条くんの顔を押し退け、足でイズミの肩を蹴り押していた。
赤ら顔の表情は涙目だけども般若に近かったのではないだろうか?
そんな表情で不満を訴える視線の矛先はイズミの方で。
そう、ダメ。
これだけはダメ。
思考よりも早く体がそんな結論を出して動いてしまっていて、遅れてようやく……、
「『それ』は……九条くんのっ!!」
「っ…」
って……どんな幼稚臭い啖呵なんだろう。
そんな思考が追い付いたものの羞恥が刺激され浮上するより早く……。
あれ?
なんか……
「ミモリさん?」
「ミモリ?」
あ……逆上せた……。