Lingerie~after story~
だったら、
どうしても彼女が欲しいという欲求が尽きないのであればだ。
正当に拘る必要がどこにある?
「ミモリさんがそれを自覚する前に俺が横恋慕して、無理矢理こっちに意識を引いた」
「そうね、気が付いたらサラッとあんたに持っていかれてて驚く暇もなかったわよ」
「…でも、意識をこちらに向けようが中途半端に残したままの意識が消滅するわけじゃない。それこそ接触を持てば簡単に芽吹いてしまうくらいに危うい関係だったんだお前とミモリさんって関係は」
「だから、私との接触は過剰に反応して威嚇してたのよね?」
「だって、案の定じゃねえか」
「フフッ、そうね。私が【男】を出して、驚きはしても本気で拒む意志はなかったものね」
『そうよね?』そう問いかける様に、クスリと一笑し彼女を覗き込んだ姿が頬を一撫で。
彼女の記憶に残るでもないそんな接触に、敢えて殺気立つような反応をするつもりもない。
それに、危ういと感じていた危惧の心に、つい先ほど強烈な安堵を彼女自身から与えられた。
彼女は……俺の方を選んだ。
理性が迷って迷ってはじき出したのではなく、本能的に自分は俺のモノだと。