Lingerie~after story~
ナイス判断よ、寧々。
そんな事を九条くんの胸に顔を埋めて思っていた最中。
「……絶対、『嘘つき』とか否定的な事思ったでしょ?」
「っおぅいっ……そ、そんな事ないよ?」
「フフッ、思ってたね」
「っ……やっぱり恐いよ」
「何が?」
「そんな風に本心読み取ってる癖に意地悪もしないで優しく笑って流すとかっ、」
「……虐めてほしいの?」
「っ…違う!むしろこういう甘いの凄く好きだけど!」
「………」
「……えっ?何でそんなビックリ顔?」
「いや、時々勢いで素直な本心爆発させるなって思って」
「っ…!!」
「寧々さんの『好き』って響きってなんか希少価値あるよね」
ぬあぁぁぁぁ!!!
そう言う事言わないでよ!?
なんか無性にその一言に意識が集中して恥ずかしくなるじゃない!!
そう、意識の重点が別にあったからこそさらりと響かせてしまった『好き』という感情。
それを指摘されてしまえば言いようのない羞恥に苛まれて耳の先まで一気に熱が広がった。
そんな耳の間近でクスリと響く彼の失笑と、すぐに熱い耳を食んできた唇の感触。
そんな事をされたら余計に熱が上がって微睡んでしまうと言うのに。