Lingerie~after story~
確かにだ。
確かに『触らせて』と欲求のままに触ったのは私だ。
込み上げてきた更なる欲求で、今程彼の首裏に口づけた事も認める。
でも……意地悪し返して良いっていったじゃない!?
それっててっきり完全に受け身で流してくれるって事じゃなくて?
そんな事を思い込んでいた自分に予想外に与えられる九条くんの感触は酷く扇情的だ。
思わず手を引っ込めようと力が入るのに、しっかり掴まれた手は未だ彼の胸元に押し当てられ、もう片方手の指先には彼の熱い息や舌の感触が絡みつく。
「っ……く、九条くん!九条くん!?」
「あれ……爽君って呼んでくれないの?」
「呼んだら絶対に煽りやらなんやら言うでしょう!?」
「いや、……もうとっくに煽られてるから問題ない」
どこが問題なし!?
そんな叫びは最早音にする事も出来ず、意に反して彼の肌をまさぐる感触にはひたすらに熱が上がって鼻血が出そうだ。
「い、いじ、意地悪しないって……」
「ん?コレ?意地悪じゃないし。……寧々さんに『好き』だって触ってほしいだけだから」
「む、無理……なんか色々とキャパが……」
「ああ、安心して。だから勝手に触らせてる」
「むしろ不安と戸惑いしかないんだけど!?」
勝手に触らせないでください。
見えてないだろうけど今の私本当に真っ赤だから!!