Lingerie~after story~
いや、例え見えていまいとこんな状態の私など九条くんは充分に理解しているだろう。
どんな表情で、どれほど紅潮し、どれほど困惑しているか。
それを分かって尚九条くんも止められぬ欲求ということなのか。
ああ、それでも……九条くんに触ってるな…。
羞恥は疼くもそこに安堵も健在だ。
ずっと不足であったモノを取り戻したような安心感と、徐々に触れるという行為に慣れてきたのも事実。
ああ、今触れてるのは腹部あたり…、指吸われるのってくすぐったい。
熱に浮かされながらもどこか冷静にされている事を受け止め力を抜き始めていたというのに。
程々に締まった腹筋を撫で下ろし、臍の窪みも指先に感じた。
それでも更に下降させられる自分の手にはさすがに『えっ?』と戸惑いに満ちて、指先が彼のスウェットのズボンに触れたあたりで『いやいやいや!』と抵抗の開始。
「ちょー……っと、待て待て待て!!」
「ん?」
「『ん?』じゃなくてっ!!何してっ……どこ触らせる気!?」
「えっ?それ口に出して言ってほしいの?」
「いいっ!!耳から爆発するからいい!!ってか、触らせようとするな!!」
「……何で?」
「なっ…何でって……」
「俺だって男だからね。触りたいって欲求もあるけど触られたいって欲求もあるんだよ?寧々さん」
そ、
そう言われてしまうとなんか返す言葉に困るじゃないかぁぁぁ。