Lingerie~after story~



上から優しく抑え込むようなキス。

それに加えてスルリと腹部を撫でてきた指先の感触には突然の刺激にビクリとするも、抵抗の様な感情は沸いてこない。

むしろ…滑れば滑る程彼の体温が肌に溶けて気持ちがいい。

もう充分すぎるくらい発熱している私であるのに、彼の温度はもっともっとと貪りたくなる。

もっと……触って。

そう思うと同時だ、理解したとストンと答えが下りて、彼の背中にあった手を滑らせると服の中に。

浮き出た背骨をなぞり上げてすれば、息継ぎのタイミングにほんの小さく彼が笑ったと思う。

そして、お返し…。

そんな感覚に感じる彼の指先がまんべんなく私に熱を塗りこむように肌を滑って、

「っ……ん」

胸に触れられればさすがに声も漏れて息も乱れる。

一番感じやすい場所を指先で掠めたのは多分ワザとだ。

だって一瞬絡んだ水色の目がほんの少し意地悪に歪んで私を映しこんだから

それでも……いいか…。

九条くんに触るのも触られるのも気持ちがいいんだもの。

そんな感覚に自然と流され受け入れて、自分もお返しだと彼の肌に掌を這わせて。

相も変わらずお互いの呼吸を貪ることは止めず、それでも私の方が時折堪え切れずに声を漏らしてしまっている。

でも、その都度九条くんの呼吸も目も余裕がなくなっているのは気のせいじゃない。

多分……。

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