Lingerie~after story~
彼であるなら続けそうなものを…
そんな事をぼんやりと思って乱れたランジェリーを直していると、その疑問に答える様に響く通話の内容が耳を掠める。
「分かってるから、母さんが乗るの10時40分発の飛行機だろ?」
ああ、お母さん…か。
しかも、どうやら今日日本を発つのかな?
なんとなく拾い上げた言葉でそんな事を思っている間に、確認事項だけであったらしい通話は終了したらしい。
はあっと言うため息とともにその視線は私に戻って複雑な笑みを見せてきた事には、こちらも構えて現状の把握。
いや、そうよね。
私も物凄く複雑だわ。
なんと言うのか……あのまま突っ切ってしまった事後の方がすっきりとした羞恥の心持だっただろうというのか…。
未遂が故に理性が回帰すると異様に今までの事が恥ずかしいやら気まずいやら。
朝から……何してるんだろう?
「えっと……ゴメン。暴走して気分盛り上げといてなんなんだけど……」
「っ……いやいやいや!むしろなんかごめんね!?わわわ、私、私が九条くん襲い返したからっ…九条くん抑制しようとしてくれてたのにっ…」
あああっ、本当そうなの!!
何『襲って』とばかりに九条くんの抑制崩ししたんだろ私!!
しかも、九条くんそんな申し訳なさげな顔しないでっ!!悪いの全面的に私だから!!
と、心で叫べても実際のところは顔を真っ赤に涙目でワタワタするばかりだ。