Lingerie~after story~



内心、すでに半泣きで、目の前の姿にどんな挨拶から入っていいかすら分からないくらいに頭真っ白なんですけど!?

ただ、おかしな汗だけがジワリと浮かびそうな事だけは分かる。

「こちら、アリアさんの会社の広報宣伝部在住で、現俺の恋人の水守寧々さん。あ、ちなみに起き抜けすっぴん適当スタイルをもの凄く気にしてるからその辺流しておいてやって」

おおおーい!!!

流してとか言ってるけど、それ言われたら逆に着眼点になるよね!?

何!?新手の意地悪!?

会わせたくなかったのにって言う嫌がらせなの!?

酷いっ!!と食いつく様に振り返ってみても落とされるのは悪びれない笑顔ばかり。

多分、その笑顔は『気まわしておいてあげたよ』と言わんばかりの善意のモノであるのだろう。

それを理解してしまえば一概に感情的に憤る事も出来ず、泣く泣く視線を前へと戻して行った刹那。

「っ……」

物凄く驚いた。

振り返ればいつの間にか距離を詰め、私の真ん前で綺麗な水色の双眸が私の体を舐める様に見つめていたわけだから。

うん……顔じゃなくて体を。

「……」

「……っ…あの、」

「……」

「その……はじめ…まして…」

「……」

「え、えっと……起き抜けで物凄く適当な格好なのは物凄く申し訳ないんですが……」

「……チッ……脱がせたいわね」

「っ…!!?」

し、舌打ちされた。

舌打ちして脱がせたい程見るに堪えないって事!?


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