Lingerie~after story~



ああ、せっかくの美少女顔が台無しですよ。

そう言ってあげたい程に綺麗な顔が私を見上げてからすぐに背後の九条くんに意識を移して眉根を寄せる。

一体何がどういうことなのか。

困惑気味に振り返り始めると、ほぼ同時に背後から抱き寄せられて肩に乗せられた九条くんの顎。

耳元近くではどこか勝気な笑い声が小さく響き、

「ダーメ、寧々さん脱がせていいのは俺の特権」

「本当に腹立つ子ね!!こんな理想的体系の彼女がいながら隠してたとかっ!!ちょっ、せめて触らせなさいっ、」

「ふざけんなっ、減るっ。俺のだって言ってんだろっ!だからアリアさんに会わせたくなかったんだよ」

…………ああ、なんか……理解。

会わせたくなかった理由も私が危惧したようなものじゃないね?

今の私の何とも言えない心情言っていい?

…………九条くんが2人居る気分。

こういう理由か!!と納得してしまえばなんだか緊張すら解けて項垂れてしまう。

さすが親子と言うのか生業も同じなら着眼点も同じらしく、私の適当スタイルより早く強く意識が働いたのは体のラインらしい。

「九条くん…別に私減らないから触るくらいいいと思うんだけどな。しかも相手お母さんでしょ?女性でしょ?」

「ダメっ!相手が女だとか子供だとか関係ねえよ。寧々さんは俺のだっての!」

「っ…」

「……あら、ヤダ。この子にそんな事言わせちゃうとか……あなた凄いわね」

「っ…あ、……あの、ハジメマシテ」

「はい、初めまして」

………なんだろうな。

この今更成り立った挨拶の場は。

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