Lingerie~after story~
なんだか落ち着きもなく別れの場になってしまったけれど、私の存在が蔑ろになるどころか、嬉しくなるようなお誘いの言葉をいただけたのだ。
社交辞令だとしてもやはりそう言われたら少なくとも悪印象ではなかったのかな?と安堵と歓喜と。
見せてくれた綺麗な笑みにぺこりと頭を下げてみれば、愛らしい後ろ姿はサクサクと搭乗口に向かって消えていってしまった。
そのまますぐに帰るでもなく、せっかくだから屋上へと身を移して次々と晴天に飛び立つ飛行機を見送り時間を過ごし始める。
「あー……いいなあ。のんびりと海外旅行でも行きたくなるね」
「フッ、引きこもりにあるまじき発言だね寧々さん」
「だって、行きたくない?南の島のコテージでさのんびりと大人の休日」
「ああ、そう言うのは良いかも。完全プライベートの隠れ宿的なやつね」
「そうそう。一回カリブ海とかも行ってみたいんだよね。ほら、海が透き通ってて綺麗だって」
「じゃあ、新婚旅行にでも計画しておく?」
「………………………………えっ、」
「フッ…冗談………………なんて、言わないよ?本気だし」
「っ___!?」
「何今更百面相してるの?最初から言ってるじゃない。誰にも渡す気ないって」
「っ……い、言ってたけど…言ってたけどさぁっ!?」
確かにそれは認めるけど、それをなんか具体的に示されるのとはなんか話が違うじゃない!?