Lingerie~after story~
でも、だって…仕方ないじゃない?
今までの私には本当にイズミしか付き合いが無くて、私の面倒で頑なな性格にも呆れるどころか全て汲み取って甘やかしてくれて。
一緒に食事したり買い物したり、本当にどこまでも気を許していた関係だった。
それを断てなんて言われたらと想像するだけで胸が軋む。
でも、そんな胸の内すらこんな場面でも素直に告白する事が出来ないのが可愛くない私という性質。
涙ぐんだ時点でそんな意地っ張りは成り立っていないと言うのに。
私ってつくづく可愛くないな。
そう自分に突っ込んだ直後にふわりと背後から絡んでくる温もりと感触。
「っ……」
「あんたって……本当に可愛くないわ」
「…知ってる。皆まで言…」
「可愛くなくて物凄く可愛いのよ。本当に困っちゃうくらいに」
「っ…イズ…」
「大丈夫よ。あんたの傍から離れる気なんてないから。ずっと傍に居てあんたの可愛さちゃんと拾い上げて抱きしめてあげるから。…こんな風に。…誰が何て言おうと…ね」
その言葉を誓うようにそっと頭に落とされた口づけは少しくすぐったい。
本当にどこまで私に甘い奴なんだろう。
私にばっか構って、少しは自分の恋愛に意欲的になったらどうなの?とか思う癖に、過保護な構いたがりに悪い気は起きないのだ。
本当に、お兄ちゃんかお姉ちゃんが居たらこんな感じなのかな。