Lingerie~after story~



「ふぁ…んん……九条く……はぁ……触りたい……」

キスの最中、唇を離す事もなく、言うが早いか触るが早いか。

欲求に素直な自分の指先はすでに彼の服の下で背骨をなぞり、肩甲骨のあたりで掌を広げた。

「はぁ……朝から意地悪に積極的だよね、寧々さん」

「………九条くんが……先に意地悪し…ん___」

「……意地悪されていじける姿が可愛いから……でも…さじ加減が難しいね」

「ん……はぁ……足りな…」

「……間違えると……自分の首が絞まる」

ほんの一言の間さえ離れるのが惜しい。

そんな逆上せた感覚で唇を押し重ねれば、匙加減を間違えたと言いたげに方眉を下げる姿の葛藤が映る。

知らないよ。

そんなの自己責任だもの。

だから、そんな抑制に苛まれた顔されても困るのよ?九条くん。

朝から何をしているのか。

これから当たり前の様に仕事も控えている早朝の時間。

サクサクと準備して食事していつも通りに家を出なくてはいけない。

その為には程々にタイムラインに戻らなければいけないというのに。

抑制をきかせるどころかどんどん深まりを増す口づけはとうとう場所を変えて肌に落とされ始めている。

口づけなのか、啄みなのか、食まれているのか。

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