Lingerie~after story~
それでもだ……。
「んっ___」
音にするという羞恥にはついつい逃げ出し行動に走る。
渇望するように見つめて来ていた彼の顔との距離を埋め、これが答えだと告げる様に自分からがむしゃらに口づけ程々に離れた。
ああ、唾液の糸の厭らしい事。
「………OKって……解釈しちゃうよ?」
自分で口づけた癖に酸欠に逆上せて、微睡んだ感覚で余韻の様な透明な糸を見つめていたけれど、改めての追及の響きに視線を動かし今度はほんの一瞬重ねるだけの接触を与えて念押し。
と、いうか……何回も聞かないでよ。
そんな心のボヤキが聞こえた?
「フッ……ゴメン」
「…………」
「寧々さんの素直じゃなさって……こういう時は異様に可愛い効果発揮するよね」
「………知らない」
「言葉よりずっと強烈に素直な答えをありがとう」
「何も言ってない」
「うん、でも……俺が欲しいって充分に伝わったよ?」
「都合良し変換」
「ん?フフッ、かもね」
うん、…都合良し変換でいいよ。
むしろそれで全部当たってる。
それすらも行動で示す様に、僅かに離れかけていた体を隙間をスッと詰め彼の肩に顔を埋めた。
すぐに背中に回って抱きしめに来る腕が心地いい。
好きだと素直に心が呟く。
そんな自分の耳に妖しく危うい一言が、忠告の様に囁かれるのだ。
「泣き喚いて……不能になっても離してやれないかも、」
「っ____」
「俺を煽った覚悟……決めておいてよね」
ああ、甘くも危険すぎる悪魔の忠告。
いや、……警告か。