Lingerie~after story~
正直、あんな事があった後のイズミとの関係には悩んでいた。
始まりはどうにしろ、無自覚だったにしろ、私はどうやらイズミの事を好きであったらしいのだ。
それを気付かされた夜の濃密な上に気まずい事。
しかも最終的にはイズミより九条くんを選んだのだ。
色々な葛藤から顔合わせに悩んだというのに、緊張して迎えた週明けの対面早々、
『あら、何?その気まずそうなブサイク顔。振ったつもりの酔いしれたセンチメンタルなら丸めてポイッのありがた迷惑なんだけど?』
と、ケラケラ笑われ見下ろされ、弾かれたのはいつも通りのイズミ様節。
かと、思えばだ、
『振ってけじめつけた気でいるならお生憎様。いつだって奪う気満々だからな、寧々』
コレは耳に直に吹き込まれた一言。
〝イズミ〟ではなく〝響也〟の。
諦めたわけでないと告げる甘くも危うい一言には、まだ消化不良の恋心が悪戯に熱を持つから困るのに。
どうやらまだまだこの関係には悩まされることになるのだと悟り諦めたのは数日前と記憶に新しい。