Lingerie~after story~
聞き慣れているはずの彼の独占欲の響き。
聞き慣れているはずなのに言われる度に過剰反応する自分がいる。
過剰反応して、畏怖するどころか変に熱が上がって。
逆上せる程の熱を体内に感じればさっきまでの冷静さが継続できるはずもなく。
「っ……九条…く……」
「……フッ、いいよそれで。……俺の可愛い寧々さん」
「っ~~~」
ようやくだ。
酷くご満悦で意地の悪さが滲む彼の嬉々とした声音。
対する私と言えば浮上した熱に触発されて、先程の素直すぎた自分の言動行動の羞恥までもが浮上してしまった状態。
こうなってくれば大胆に背中に回した手さえどうしたものかと動揺に満ちると言うのに。
「っ……ちょっ…九条くん?何して…」
「ん?脱がしてる」
「な、何サラッとシレッと言いきって…」
ああ、そんな事を言っている間に……帯が緩んで圧迫感が消えた。
私が悶えている間に、どこまで器用な指先なのか、慣れたように和装の帯もあっさり解く彼には脱帽すべきか。
普通どこを解くべきか躊躇ってもたついてもおかしくなさそうなのに。なんて思っている間にも緩んだ帯はスルリと足元に落ちて広がる。
あああ、帯も高価な物なんだから畳まねば!と、咄嗟に身を屈めかけたのに。