Lingerie~after story~
だってさ、
「どんだけ私の事好いてくれてるのよ、九条くん、」
「今すぐ縛り上げて監禁して、俺だけの目に触れる寧々さんにしたいくらい狂気的に愛してる」
「っ……恐いし重いわ」
「フッ、でも、その位重くて強烈だからこそ安心して惚れられてるって自覚出来る癖に」
確かに、
それは…否定出来ないわ。
すぐにマイナス思考に走りやすい私は、恋愛においては更に強くだろう。
今までだって些細な事に悶々と頭を悩ませ迷走した程。
それでも尚、こうして九条くんに寄り添って好かれていると自信を持てるのは、九条くんが狂気すら隠さず好意として示してくれているからだろう。
そして、『恐い』と思えど『嫌』ではない。
むしろ、安堵。
安堵した心が打ち出すのは『好き』だという好意。
気がつけば話している間にも器用に解かれていた和服を纏う際の腰紐などの数々。
ハラリハラリと床に落とされ、着物の下の襦袢さえ縛りを解かれれば、緩んだ胸元から彼の指先が入りこんで肌を露わにさせにくる。
ああ、でも…、
まだ素直さの余韻?
「九条くん、」
「ん?」
「キス…してほしい…」
ああ、でも違う。
発した傍からその表現は間違いであると自分で気が付き、次の瞬間には自ら彼の首に腕を巻きつけ頭を持ち上げ唇を押し重ねていた。