Lingerie~after story~
九条くんの事だ、一応社会的な一般マナーはあるだろうけれど、今この場でそれを発揮してくれるのかと少々不安であったのだ。
下手したら九条様の降臨ではないかと。
そんな心配も要らぬものであったのだと胸を撫で下ろしていた最中だ、
『失礼ついでに………何年もその価値を魅入出せなかった癖に、何今更都合良しな事言いだしてるんでしょうねえ?』
「っ!!!?」
『家の繁栄の為には妹だろうが孫だろうかお構いなしですか?人身御供とか今時流行らねえんだよ』
「く、九条くん!?」
『どんだけ名の知れた名家か知らねえが、軸になる人間がこの程度じゃ繁栄の先もたかが知れてる。そんな家においそれと寧々さんを返して任せてられるか』
「ちょっ…ちょっと、」
ああああああ!!!
さすがに待って!!九条様ストップ!!
驚くことに本当に名の知れた名家の一つなのよ!?
九条くんもそりゃお母さまは社長なんて言うボンボンかもしれないけど、きっとそれよりもずっとずっと上で財界とも繋がりがある程の権力者なのよ!?
今すぐ通話終了のボタンをタップして、私が必死に取り繕いたい!!
実際にいつ行動に移してやろうかとその身を携帯の方へ乗り出しかけていた刹那だ、
『寧々は俺の嫁にする』
「っ____」
『お前らが文句の一言も言えない形でもらい受けに行くから待っとけ』
「っ~~~」
ちょっと……待って?
いや、だってさ……
これって言わばね……公開プロポーズってやつなのでは?