Lingerie~after story~


でも、だったら、

「私は…絶対にこの話を断る方に賭けるから。何を犠牲にしても九条くんを選ぶから」

「そう…楽しみね」

怯むものか。負けて堪るか。

姉が時期家主として譲れぬものを賭けるなら、私だって絶対に譲れない感情を賭けて胸を張ろうじゃないか。

「……もう、こんな時間だもの、話しはここまでで休みましょう。分かっているでしょうけれど寧々ちゃんは土曜日までこの家に拘束させていただきます」

「私だって真っ当な社会人として仕事があるのよ?納期のある仕事だってあるんだけど」

「会社には私が事情を説明しましょう。寧々ちゃんの仕事はデスクワークでしょう?データーを持ち帰ってここでこなす事は可能な筈よ」

出来るけど……いちいちメールで確認取ったり打ち合わせが面倒くさいんですけど。

と、不満を訴えたところで私への対応は変わらないんだろう。

何がどうあっても土曜日までは囚われの身だ。

冷静にそんな答えを弾いてしまえば言葉も尽きて、葛藤を逃す様に溜め息をついてこの騒ぎの終幕とした。



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