Lingerie~after story~
「っ……ぎゃあぁぁぁ!!!何してくれてるの!?何笑顔で破ってくれてるの!?」
「えっ?人の幸せって見てると腹立つじゃない。しかも想い人とライバルの恋路よ?邪魔しないわけないでしょう?」
「鬼っ、悪魔っ、」
「ホホッ、いくらでも罵りなさい。自分の『婚約者』が目の前で駆け落ちするのを阻止しただけよ」
「…………………はっ?」
えっ?えっ?あれ?ちょっと……憤りも吹っ飛ぶような衝撃的な一言今言わなかった?
あれ?待って?今なんて言った?
あまりにさらりと告げられた一言には込み上げていた不満は一瞬で消え去り、まったく別の困惑が入り込んで私の思考をフリーズさせる。
そんな私を待っていたように、ニヤリと笑って目を細めたイズミがズイッと美麗な顔を至近距離に寄せると、
「私が……あんたの婚約者だって言ったの」
「う………嘘だぁ。またそうやって……だ、だってほら名字も…」
「偽名だって言ったら納得する?」
「な……だって……ええっ?」
冗談でしょ!?
そう思うのに、そうも取れる意地の悪い悪戯な笑みであるのに。
それでもだ、真実に驚く私を楽しんでいる悪戯にも感じて。
だって、本当に……イズミが!?