Lingerie~after story~



「俺を振り切ろうなんて寧々には100年早い。……いや、100年経っても出来ねえ気がするから離れられねえんだってのに」

「なっ…そ、そんな私出来ない子なんかじゃ……」

「今こんな風に押し倒されるような事になってグダグダな癖に?」

「っ……それは…」

「それに、面白いくらいに騙されやすくて本気で不安になる」

「へっ?」

一体何の事?

そんな疑問のままに視線を交差させると、すぐに戒める様に私の鼻をつまみに来たイズミの指先。

キュッと圧迫され、それに眉根を寄せたと同時に『バーカ』と呆れ全開の言葉まで付属されたかと思うと。

「俺がどこぞの御曹司のわけねえだろ」

「……………はっ?」

「俺、超ごく普通の一般家庭で育ったオネエもどきですが何か?」

「……………………っ…えええええ!!!?」

「いやあ、気合入れてお断りしたのに申し訳ないね。でも寧々ちゃんはやれば出来る子。本番もあの調子ではっきりきっぱりお断りするんだな、ハハッ、」

『ハハッ』ってあーた…。

いやいやいや、『ハハッ』じゃねぇから。

ってか……

「真面目にイズミが相手じゃないの!!?」

「あら、何?私が相手じゃなくてそんなに残念?なんなら本当に私と結婚して九条は間男枠に居てもらう?」

「そう言う意味の残念じゃないからっ!?私の決死のお断りが無駄打ちだった事実に衝撃なのよ!!」

何クスクスと笑って一人で楽しんでるんだ!!

< 338 / 416 >

この作品をシェア

pagetop