Lingerie~after story~
「こんっの…狸親父が。全部お前の計画だろ?」
「爽くん、お客様を前にその口調はいかがな物かな?徳嶺の名を継ぎたいと望んで名乗り上げてきたんだ。最低限の礼儀作法くらいはまともに…」
「親父がそう仕向けたんだろうが?俺がいつまでも徳嶺の後継ぐ様子見せねぇから、こんな大掛かりな行動起こしてハメたんだろう?ってか……何をどうして寧々さんの存在とか家にたどり着いたんだよっ!?」
「いやぁ、アリアがこの前電話くれてね、どうやら爽くんが『水守家のお嬢さんとお付き合いしてるみたいよ』って教えてくれてね」
「……あのロリ顔ババァ」
「あはは、それアリアの目の前で言ったら絞められちゃうよ?爽くん」
ああ、そうか……。
あの時、九条くんのお母さんが私に会った事ないか?と聞いてきたのは、多分紗々ちゃんとはどこかで面識があったからなんだ。
そりゃ、徳嶺の当主の奥様という事であるならだ、海外に居る事が多かろうが一度くらいは何かの会の集まりに夫人として挨拶まわりをするだろう。
そうして記憶していた紗々ちゃんの姿が私に被ったのか。
成程、なんか納得した。と、すっきりしていれば、
「アリアの話じゃ同じ会社だって言うじゃないか。だからこの前どんなお嬢さんなのか気になって足を運んだんだよ」
「あ……もしかしてそれが、」
「そう、出向いた時受付では君は退社したと言われてしまってね。日を改めようと思っていたんだが…雨の不思議な巡りあわせと言うのか」
必然の様な出会いだったわけですね。