Lingerie~after story~
そうか、あの日徳嶺さんは私に会いに出向いていたのか。
そして雨さえも徳嶺さんに味方したようにあんなきっかけが生まれて今の時間に繋がった。
「気難しい爽君が認めたというのだから不安はそう抱いていなかったけれど、……出会ってみたら予想以上に素敵なお嬢さんだった物でね。爽くん云々と言うより私が寧々さんを徳嶺に欲してしまって」
「はっ?……えっ?」
「おいっ、色ボケ愛妻家があんたのキャラだろ?何息子の女をサラっと口説いてやがる」
「嫌だなぁ。口説くだなんて、私はいつだってアリア一筋の愛妻家だよ」
「知ってるよ!!性質が悪い程に一直線だろう!!その性質の悪さで一回りも下のアリアさんとっ捕まえて強引に嫁にしたんだろう!?」
えっ……。
「性質が悪いだなんて。愛情ゆえだよ」
「愛情と名をつければ何してもいいとか思ってるタイプの人間なくせして、みんなこのスッとボケたような穏やかスタイルに流されすぎなんだよ」
なんか……色々となんか…。
とりあえずですね。
なんか……ちょっと、やっと……徳嶺さん『恐い』と言う感情が芽生えました。
えっ?こんな穏やかそうに見えて案外狂気的?
こんな穏やかスマイルや口調で狂愛ぶちかますタイプなの?
……なんか物凄く恐くないですか?
何が恐いって……否定どころか肯定するようにニコニコと穏やかに笑っている徳嶺さんが恐い。