Lingerie~after story~
いや、よくよく考えればまさに九条くんのお父さんって事なんだろうか?
でも、親子だと言われるとなんとなく納得は出来てしまうこの2人。
しかし……九条くんが徳嶺家の人間だったとは……
「えっと……『九条』っていうのは、」
「アリアさんの旧姓。あの人の父親は日本人だから」
「何でまた旧姓を?」
「『徳嶺』の名前がデカすぎて仕事がやりにくいからだよ。俺もアリアさんもね。あくまでもあのブランドはアリアさんが立ちあげたもので徳嶺は関係ない。その名の威を借りる気も無いからね」
ああ、成程。
確かにそれは九条くんらしいし、お母さんらしいな。
名前や権力で有名で売れても意味が無くて、どこまでも実力で上り詰めてその高みにいたいのか。
あの仕事をする上では『徳嶺』という肩書は不要であり、時には壁になり枷にまでなる。
自由に動くための姿が【九条 爽】だったわけだ。
あれ?
でも……だとしたら……。