Lingerie~after story~
『何で?』と、疑問全開に瞬きを忘れたオッドアイが、言葉発さずに私を見つめて真意を探っている。
そんな2人の静寂の問答に最初に戸惑いを挟んだのは、
「寧々ちゃん、あなた何を……だって……どうして?相手は爽さんよ?」
…紗々ちゃんだ。
ああ、珍しくその顔に動揺を滲ませて。
「どういう意地を張…__」
「意地じゃないわ紗々ちゃん。私、『徳嶺 爽』さんを受け入れるわけにいかないの」
そう意地とは違うの。
同じようでいて全く違うのよ、私が待ってるのは……。
「っ……寧々さん?」
「……大団円だなんて私は思えないから。徳嶺を継ぐ?じゃあ九条くんの意志は?」
「…………」
「どこまでも、誰にでも、自分にも厳しくストイックに向き合っていた仕事は?あの仕事が好きなんでしょう?!生きがいはそこにあるんでしょう?!それは私が一番見知っている事だもの。毎日それを身に着けてる私なのよ!?それなのに自分を殺してその名を継ぐの?私を得るためだからって大義名分抱えて?抱えさせられて?何大人しく従ってるのよ『九条 爽』ともあろう人が!!」
「寧々さ…」
「大人しく徳嶺なんかに成り下がるなっ!掻っ攫いに来てよ!九条 爽!!」
「っ____」
「………全部が中途半端な男なんて……願い下げなんだから」
待ってるのは……九条くんなんだからね?