Lingerie~after story~




なのに、どこか半信半疑に眉根を軽く寄せてしまったのは、捉えていた表情は驚愕のまま固定されての発声だったからだ。

ああ、でも……、

「クッククッ……」

なんか今程破顔。

「く、九条…くん?」

「最っ高……」

「ちょっ……なんか瞳孔……」

「徳嶺に『成り下がる』とか……どうよ親父様?超良い女でしょ?俺の選んだ女(ヒト)」

「っ___」

ああああああああ!!!

なんか勢いに任せて無茶苦茶失礼な言い回ししてたぁぁぁ!!!

天下の徳嶺捕まえて『成り下がる』とかっ……どんだけ上から目線よ私ぃぃぃぃ!!!

『ひぃぃぃぃぃ!!!』と心では絶叫、表では青ざめ、ようやく自分の発言に後悔がチラつき始める。

しかもその発言によって何故か降臨為されたらしい【九条様】のぎらついたオッドアイの恐ろしい事。

目の前の九条くんに怯えていいのか、徳嶺家への暴言に焦って良いのか分からない!!

結果、ただひたすらに口をパクパクとおどついていればだ、

「俺ともあろう人が……ね。よーっく分かってるじゃん?寧々さん」

「は…はひ?」

「俺が寧々さん手に入れる為の対価交換なんてするはずないって」

「っ……な……」

「『跡継ぎ』と『嫁』問題、一気に解決してやるから【九条爽】でもいさせろ」

「っ___」

「俺が親父に叩きつけた徳嶺を継ぐ条件がソレだよ」

なんと言うのか……。

本当に……無茶苦茶な。


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