Lingerie~after story~



完全に飲まれて、一瞬自分達以外の全てを忘れてしまっていた。

だけどもそれを思い出させたのも、

「じゃあ、後は若い2人でって流れで。面倒くさいお家同士の席はよろしく父さん」

「っ……!!?」

九条君っ!?

ってか、完全に徳嶺さんや紗々ちゃんの存在忘れてたぁぁぁ!!

それだけで充分に恥ずかしいっていうのに、なんか今公開処刑の如くお姫様抱っこかまされてるぅぅぅ!!!

堪えられない!と、さすがに羞恥で悶絶してしまうのに、そんな私などお構いなしらしい九条くんはさらりと大胆発言を徳嶺さんにぶちかますのだ。

ダメだ、2人がどんな顔してるとか確かめる度胸もない。

絶対に紗々ちゃんは含みある感じに笑ってそうだし、徳嶺さんは…

「爽くん、」

「……」

「……程々にね」

何がッ!?

見てないけど絶対にあの爽やかな笑顔でさらっと含み発言したっ!!

ダメだ……なんかもうこの後まともに紗々ちゃんにも徳嶺さんにも顔合わせ出来ない気がする。

羞恥心で死ぬ。

もうすでに瀕死だよ!

なんて、両手で顔を覆って悶えてる間にも、ゆらゆら揺らされ勝手にその身を移動させられているのだ。



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