Lingerie~after story~
クスリと笑い声を耳にして、視界にも悪戯っぽいそれを収めたと同時、いつの間にか背中に回っていた手が下着の金具を外しにかかった。
こんなの……それこそ毎晩の事だったのに。
下着を外され、肌に指先の熱を刻まれて。
なのに、まるで違う様に感じるのは何でなのか。
違いを上げてしまえば……いっぱいだ。
いつもは絡まない視線が度々絡んでその欲求を私に見せつけて、指先以上に唇が肌を滑って時折刺激を与えに来る。
それも不規則な動きや力や接触や。
「っ……んん……」
自分でも触った事のない内側まで指先の愛撫を受けて。
聴覚さえも犯す様な扇情的な音が昼間の和室に響くのは妙に背徳的で。
全く予測の出来ない熱や刺激に免疫がない私が翻弄されるは当然。
いちいち、それに反応した吐息や声が漏れて、それがまた羞恥を煽っての悪循環。
でも、……何が一番恥ずかしいって……。
「っ………明る……」
「フッ……今更。大丈夫だって、暗かろうが俺の頭にはしっかり寧々さんの魅力的な体は記憶済みだから」
「っ~~~」
ち、違うのよ。
いや、それもね。今更だけど恥ずかしいと言えば恥ずかしいのよ?
でも、私が何よりも悶えているのはそこじゃなくて……。
九条君の乱れた着物から覗く肌が何よりも殺傷力高いって問題。
だって、よくよく考えたら今まで一緒に暮らしてる中でもなるべく見ないように頑張ってたのよ。
私の肌は散々見られようと、九条くんの裸とかはまともに捉えた事なんてなかった。
今更そんなツケが一気に……。
鎖骨のラインすら悩ましい妖艶さが……。