Lingerie~after story~



「はぁっ……キツ……」

「っ……ん……」

初めての感覚ばかりで何をどう表現していいのか分からない。

単純な感情を拾い上げてしまえば、『熱い』とか『痛い』とか『恥ずかしい』とか。

どこかマイナスな響きばかりの寄せ集めであるのに、細かい感情がそれを補足するように存在する。

「はっ……くじょ…くん……」

「…………痛い?」

痛い。

痛いよ。

でも、その一言で返すのはなんだか感情が違いすぎて。

今だって内側から崩されるような未経験の圧迫感についつい眉尻を下げてしまうのに…。

「ち…がう……」

「……痛いって言ってもいいよ?別に俺傷ついたり…」

「違う……の。痛いけど………そうじゃなくて……」

そうじゃないの。

ただひたすらに痛くて苦しいばかりであるなら私だってもっと声を張り上げて訴えている筈で。

決して相手を気遣うなんて余裕はない筈で。

むしろね、余裕なんてないの。

余裕も皆無、あるのはひたすらな困惑と羞恥ばかりで。

そんな中なのにね……

息もまともに出来ない程いっぱいいっぱいなのに、

「寧々?」

「っ……痛いの………」

「うん、」

「……気持ち良いとか…っ…全然……思えな…」

「……うん、」

「でも…………っ……『気持ち良くて』………わけわかんないのっ」

「……………」

「も……何これ?……ねぇ、……なんなの……コレぇ……?」

「……………」

「痛くて…キツイのにっ…………足りない…って……」

「っ…………」

ああ、驚いてる。

そうだよね、支離滅裂で矛盾だよね。

自分でもそう思うのに…………そう感じてしまうんだもの。

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