Lingerie~after story~
だ、だって……今なんて言ったこの人。
熟成??
その答えをぶつけられても未だ返せるのは困惑の沈黙で、なのに見下ろす彼と言ったらひたすらに上機嫌に笑んでみせて私の耳にその唇を寄せるのだ。
「痛覚なんて飛ぶくらい………いや、痛みさえも快楽の糧になるくらい焦らして焦らして貪欲に熟成させてた、」
「っ………な……」
「焦らされて焦らされて……『こんな物じゃないでしょ?』そう思わなかった?」
「っ____」
「痛みよりも強烈に……欲求不満で眩暈がするでしょ?」
「な……あ…………っ!!!?」
恐い。
何が恐いって……言葉を弾くほどにその本能的な目が恍惚としていくことが恐い。
口元の弧が強まるのが恐い。
そんな刹那にグッと奥まで入り込んだ圧迫感は強烈だ。
「っ……あ……」
「安心して、」
「っ…………く、九条…く…………あっ、やっ……動かな…………待っ」
「余すとこなく食いつくして満足させてあげる」
「っ_______!!!!!!」
あ、
安心できない………。
もうすでに……いっぱいいっぱいだよ九条くん。
と、……感じたところで、思ったところで手遅れなのだ。
手遅れだという事すら後々まともな意識で回想した記憶に思った事。
今は………
この舌なめずりした飢えた獣様の餌食……。
泣こうが喚こうが悶えようが悪魔様の好物に花を添える事にしかならないのだ。
骨の髄まで食いつくされたような、濃密すぎて思い出すだけで死にそうな時間の詳細は………………割愛。