Lingerie~after story~




自分のモノだと私自身に刻み自覚させるような甘くも熱すぎる焼き印。

一応、心を通わせる恋人同士にはなった。

それでも、どうも未熟な私の心が成熟した関係に及ぶことには足踏み気味で、適当な言い訳をつけ彼にはこの接触以上の行為に待ったをかけている状態。

それに不満は漏らしても決してこの時間に扇情的な意味を混入させてこない来ない彼はやはり優しいのだと思う。

今だってほら……見下ろす彼の目は男として女の私を見ると言うよりかは、職人として理想的な体に見惚れて観察しているに過ぎない。

前はこの絡まぬ視線にもどかしく思ったけれど……今は…ちょっと好き。

「このラインにアシメでレースおいてもいいかもな…」

時折自分自身への相談事の様に呟かれる言葉も好き。

彼の頭の中では一体どんなランジェリーが描かれ、そしてそれがいつ形を為して私の身に纏わせられるのか。

なんて……贅沢な愛情をたっぷりに受けているのか。

好き……だなあ……。

「っ……あっ……」

うっかり漏らしてしまったのは余裕の無い声の響きと無意識に溜めこみすぎて居たらしい熱い息。

それでもこんな風に漏らすつもりはなかったのだと、口元を押さえながら原因となった刺激を与えた彼を睨み下せば。

「集中力切れちゃって……ついね、可愛い声聞きたくなって」

「っ…『つい』じゃな…」

「それにミモリさんの『好き好き』視線が熱くてね……煽られちゃった。……ごめんね?」

「っ……」

悔しい。

本当に悔しい。

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