Lingerie~after story~



再び拒んでしまったキスの理由。

それをうっかり『だって』なんて音にして響かせてしまったが故に、興味ひかれたらしい彼が今までの笑みに意地悪さを上乗せして私を覗き込んでくる。

それにはフイッとあからさまに横を向いて逃げてみたけれど……。

「白状する羞恥と俺の本能丸出しな餌食になるのとどっちを選ぶ?」

「っ…卑怯っ!!」

「そう、じゃあ…いただきます」

「っ……あっ…す、好き!好きだから!!」

「………『好きだから』?」

「っ……その……くじょ…九条くんが……好きって自覚しすぎて………顔近いと……照れる……っ…だから、耐えられないんだって!!」

ああ、逆切れ。

言いようのない羞恥に苛まれながらたどたどしく理由を述べたのは最初ばかり、最後は開き直りむしろ切れながら言い切ると近くの枕をつかみ取って顔を埋めた。

心臓バックバク。

コレ死ぬんじゃなかろうか?

もう、本当にいい歳こいて何でこんなどぎまぎしているのか。

むしろ『好きだけどなにか?』くらいの事さらっとカッコ良く言える女子でありたいのに。

そういう風な感じのが私らしい印象でしょうよ!!

絶対に自分の外からの印象とは一致しない内面に今も悶えて枕と抱擁を続けてしまう。



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