極上の愛をキミへ
電話特有のコールに、少しだけ緊張する。

ガヤガヤと騒がしさの中で、相手は電話に出る。


『珍しいな。結衣から、電話を寄越すなんて』


男は嬉しそうに、そう言った。


「今日は、仕事で電話しました。どうしても、弊社の力を貸してほしくて」

『仕事の話なら、私はシビアだ』


そんなの、わかっている。

仕事に関して、貴方は一切妥協をしない人だから・・・


「それでも構いません」

『急ぎか?』

「はい」


あたしはプロジェクト発表の会場について、詳しく説明する。


「どうにか、なりますか?」

『その担当と、今一緒に居る』

「今から、会えますか?」

『それが、今○○に来てるんだ』


え?

そこまで会いに行くのに、新幹線だとしても2時間以上はかかる。

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