極上の愛をキミへ
会社を出て、約3時間。

あたしは、タクシーの中に居た。

新幹線で○○まで遥々やって来て、電話の相手が居る料亭へと向かう。

やっと、着いた。

タクシーから降り、料亭の中へと足を運ぶ。


「すいません。約束していた、高梨ですが・・・」

「あぁ。結衣ちゃん?随分綺麗になったわねぇ」


受付に居た年配の着物を着た女性が、懐かしそうに笑みを零す。

子供の頃、よく家族でここに来ていた。

それも、もう遠い昔のことだ。


「お久しぶりです」


あたしは、軽く頭を下げる。


「お母様も、お元気?」

「はい。相変わらずです」

「そう。それは何よりね。お部屋まで、ご案内しますね」


女性の後に続き、部屋へと案内される。


「結衣ちゃんがお見えになりました」

「ありがとう」


中に居た、電話の相手が穏やかな笑みで礼を言った。

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