あ、あ、あ愛してる「君に伝えたい思いをこめて」
「Alice、ありがとう」

花音が涙声でポツリと言う顔に、俺は首を横に振った。

「きき気づかせてももらったのは、お俺のほうだ。ずずーっとま迷っていた。リリLIBERTEのここと……じ自分がどどうしたいのか。どどうすーべきななのか」

花音がキュッと唇を噛み不安げな表情で俺を見上げる。

「Alice……痣ができちゃう、拳でそんなに叩いたら」

喋るたび頻繁に、拳で股関節あたりを叩く俺の手をギュッと握りしめて制止する。

「か花音、じ時間あある? や山下ここ公園、いい行かないか?」

俺は捕まえられていない右手で、弓を動かす仕草をして見せる。

「ひ弾きたいんだ。う歌ーいいたいんだ。リリLIBERTEのう歌」

花音もLIBERTE解散の噂は知っているはずだ、花音は知っていて何も聞かない。
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