月が綺麗ですね
ゆっくりと、温かい感触が首筋から下へと移動する。


「やっ、お願いやめてっ!」


私は体をよじりながら抵抗を試みる。


その時、ふと彼は私から唇を遠ざける。



「もっといじめてやろうと思ったんだが...。お前...男を知らないんだな」


「ど、どうして、そんなこと...?」


「...正解だろ?」


彼はさもおかしそうに口元を歪める。

何でそんなことが分かるの?

戸惑いながらも、私はそれに答える。


「い、いけませんか...」


一気に顔が赤くなった。


「い、いけませんかっ」

私はもう一度繰り返した。
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