シンさんは愛妻家
ルミ子さんはため息をつき、
「あのね。
前も言ったと思うけど…
私はもうすぐ店を持ってそこに住む場所を移すの。
…どうにもならなかったら…店に来なさい。」
とイブキの頭を撫でた。
「…はい」
と頷くイブキの目には涙が溜まっている。
「やあね。
これで会えなくなるわけじゃないんだから、泣かないでよ。」
とルミ子さんはイブキの頭を撫でながら、
自分も溢れそうな涙をグイグイ拭いている。
目が腫れたらブスになるわよ
とルミ子さんは笑い、
もう、美容院にいかなくちゃと
僕達を部屋から追い出した。
その後、イブキの部屋に寄って
取り敢えず、必要な荷物をまとめ、
引っ越しやがやって来るのを待って1ヶ月後に引っ越す契約をし、
もらった段ボールに荷物を少し詰めた。
「これ、今日、持って行って良いですか?」
と持っていたのはベッドに置いてあった2つの猫のぬいぐるみだ。
抱き枕になっているようで、
1つはシマシマで、
もう1つはタビィと同じグレーの体に足の先が白くなっている。
結構可愛い。
それに
「タビィに見える」
と僕が笑うと、嬉しそうに微笑んで頬を染めた。
車の中で2つのぬいぐるみを抱えたイブキは満足げだ。
必要なコートや冬服、裁縫道具も車に積んで
これからの生活には十分だと言っている。
イブキの衣類は男ものばかりだ。
ここに居なくて良くなれば
もう少し、女らしい服を着ても良いだろうと思う。
そのうちに一緒に買い物に行って服を揃えようと思う自分が可笑しい。
どうやら僕は女らしいイブキも見てみたいって思っているみたいだ。
「あのね。
前も言ったと思うけど…
私はもうすぐ店を持ってそこに住む場所を移すの。
…どうにもならなかったら…店に来なさい。」
とイブキの頭を撫でた。
「…はい」
と頷くイブキの目には涙が溜まっている。
「やあね。
これで会えなくなるわけじゃないんだから、泣かないでよ。」
とルミ子さんはイブキの頭を撫でながら、
自分も溢れそうな涙をグイグイ拭いている。
目が腫れたらブスになるわよ
とルミ子さんは笑い、
もう、美容院にいかなくちゃと
僕達を部屋から追い出した。
その後、イブキの部屋に寄って
取り敢えず、必要な荷物をまとめ、
引っ越しやがやって来るのを待って1ヶ月後に引っ越す契約をし、
もらった段ボールに荷物を少し詰めた。
「これ、今日、持って行って良いですか?」
と持っていたのはベッドに置いてあった2つの猫のぬいぐるみだ。
抱き枕になっているようで、
1つはシマシマで、
もう1つはタビィと同じグレーの体に足の先が白くなっている。
結構可愛い。
それに
「タビィに見える」
と僕が笑うと、嬉しそうに微笑んで頬を染めた。
車の中で2つのぬいぐるみを抱えたイブキは満足げだ。
必要なコートや冬服、裁縫道具も車に積んで
これからの生活には十分だと言っている。
イブキの衣類は男ものばかりだ。
ここに居なくて良くなれば
もう少し、女らしい服を着ても良いだろうと思う。
そのうちに一緒に買い物に行って服を揃えようと思う自分が可笑しい。
どうやら僕は女らしいイブキも見てみたいって思っているみたいだ。